島根県津和野町

 人口約8千人。島根県の西端、山口県と接する山あいに津和野町はあります。

 山口市方面からSLに乗り、津和野町への入口となるトンネルを抜けると、石州瓦の赤・漆喰壁の白・まちを囲む山々の緑。

美しいまちが目の前にあらわれます。

 江戸時代から今に残る城下町の佇まいや、しっとりと落ち着いた趣などから、山陰の小京都と称され、昭和50年代にはディスカバージャパンというキャンペーンで山口県萩市と合わせて観光ブームを巻き起こし、津和野の名を一躍有名にしました。

 「鷺舞」や「石見神楽」などの伝統的な神事、森鴎外をはじめとする文化人の面々、古くから根付く煎茶文化など、薫り高い歴史・文化をまちのそこかしこから感じます。

 徒歩や自転車で巡ることができるコンパクトなまちの中に、あらゆる景色を楽しむことができます。



津和野町まちなか再生総合事業

  近年、 津和野町では主要産業である観光業の低迷・過疎高齢化・空き家増加等が進んでいたことから、その対策の一つとして滞在型の観光まちづくりに取り組むことに な りました。官民協働の取組みとして、空き家・空きスペース等をまちの活性化のために有効活用する津和野町まちなか再生総合事業が平成24年からスター ト。

 まずは、津和野を訪れる人が、津和野の暮らしの中にある文化をじっくりと感じ体験できる滞在施設として、津和野町家ステイ”1棟を整えることになりました(写真は、改修前の空き家)。現在、2棟目の準備を進めているところです。

 

※庵は、滞在型の観光まちづくりの全体企画、”町家ステイ”2棟の活用企画・空間デザイン・設計および施工の監修・開業サポートを担当


▮ 津和野 町家ステイ戎丁(えびすちょう) 

 江戸時代の城下町の佇まいを今に残す古い町並み、掘割で悠然と泳ぐ鯉、美しい水で醸す酒蔵のお酒や銘菓「源氏巻」。

 まち歩きが楽しい津和野のまちなかには、ふと立ち寄りたくなる景色やお店があちらこちらにあります。

 そのようなまちなかの一角、JR津和野駅から徒歩5分の場所に町家ステイ戎丁はあります。

 明治時代に建具屋の住宅兼店舗として建てられた町家には、繊細な造作の欄間や天井を行き交う梁など、各所に昔ながらの美しい造りをみることができます。リビングから見えるのは座敷越しの坪庭、白い漆喰壁、赤い石州瓦。

 伝統的な建物の美しさはそのままに改修・補修を加え、快適に過ごせるよう、現代の暮らしにあった設備や家具を整えました。

 町家ステイを滞在拠点に、津和野のまちを散策したり、歩いてお食事に出かけたり。季節によっては伝統芸能の夜神楽公演もご覧いただけます。

 旅先の一軒のお家で、我が家のように、大切な人や気のおけない仲間と時間を忘れて語らい、くつろぐ。

 そんな「津和野に暮らすような旅」を楽しむことができます。

URL http://www.tsuwano-stay.jp/

 

※運営を担う津和野町観光協会が、町家ステイの予約受付や、利用に関するご相談ほか、お食事のご提案、現地ツアーや交通の手配など、津和野での観光・滞在をトータルサポートしています